フォームから送ったメールが迷惑メールに入ってしまう。その原因はSPF・DKIMの設定かもしれません

「お問い合わせフォームから確認メールを送ったのに、お客様に届いていないと言われた」

「自分あてに届くはずの問い合わせ通知が、気づいたら迷惑メールフォルダに入っていた」

こういったトラブル、実はホームページを持つ事業者さんにとってとても多い悩みです。せっかくお客様が問い合わせてくれたのに、メールが届かないと機会損失になってしまいますよね^^;

今日はこの「フォームメールが迷惑メール扱いされてしまう問題」の原因と対処法をお伝えします。キーワードは SPFDKIM。難しそうな言葉ですが、概念はシンプルなので安心してください!

目次

なぜフォームのメールが迷惑メールになるの?

迷惑メールフィルターは、受け取ったメールが「本物の送信者から来たものかどうか」を自動で判定しています。この判定に使われる仕組みのひとつが、送信元認証と呼ばれる技術です。

WordPressのお問い合わせフォームから送られるメールは、サーバーのPHPという機能を使って送信されることが多いのですが、この方法だと「誰が送ったか」が曖昧になりやすく、迷惑メールと判定されやすいんです。

お客様

送信元が曖昧って、どういうことですか?フォームから送ってるのに…

たとえるなら、手紙を送るとき「差出人の名前は書いてあるけど、消印がない」みたいな状態です。名前は書いてあっても「本当にその人が送ったの?」と疑われてしまうイメージですね。

この「消印」に相当するのが、SPFDKIMという設定です。

SPFとDKIMって何?

SPF(Sender Policy Framework)

SPFは「このドメインからのメールは、このサーバーから送っていいですよ」と事前に宣言しておく仕組みです。

たとえば、あなたが info@あなたの会社.com というアドレスを使っているとします。SPFを設定しておくと、「このメールアドレスが使えるサーバーはここですよ」とインターネット上に登録できます。受け取った側のメールサーバーは「あ、ちゃんと登録されたサーバーから来てるんだ」と判断して、迷惑メールに振り分けにくくなります。

DKIM(DomainKeys Identified Mail)

DKIMは、メールに「電子署名」を付ける仕組みです。手紙に封蝋(ふうろう)を押して「開封されていませんよ」と証明するイメージに近いです。

DKIMが設定されていると、メールが途中で改ざんされていないこと、そして本当にそのドメインの持ち主が送ったことが証明できます。これにより、受け取る側のメールサービスが「信頼できる送信者からのメール」と判断しやすくなります。

えりさん

SPFもDKIMも、どちらも「このメール、本物ですよ!」と証明するための仕組みなんです。両方設定されているとより安心^^

WordPressのフォームメールで特に起きやすい理由

WordPressで Contact Form 7 などのフォームプラグインを使っている場合、初期設定のままだとメールがサーバーのPHPメール機能で送信されます。この方法は手軽ですが、SPF・DKIMの認証が通りにくく、Gmailなどの主要なメールサービスで迷惑メール判定されやすいという弱点があります。

特に2024年以降、GmailとYahoo!メールが送信者の認証要件を厳しくしたため、SPF・DKIMが設定されていないメールは以前よりもさらに届きにくくなっています。

お客様

じゃあ、どうすれば解決できるんですか?

対処法:SMTPプラグインを使う

一番効果的な対処法は、SMTPプラグインを使ってメール送信の方法を変えることです。

SMTPとは「メールを正規のメールサーバー経由で送る」方法のことです。たとえばGmailのアカウントやレンタルサーバーのメール機能を経由して送信するように設定すると、SPF・DKIMの認証が通りやすくなります。

WordPressでよく使われるSMTPプラグインには以下のものがあります。

  • WP Mail SMTP(最もポピュラーで設定しやすい)
  • FluentSMTP(無料で多機能)
  • Easy WP SMTP(シンプルで初心者向け)

これらのプラグインをインストールして、Gmailや独自ドメインのメールサーバー情報を入力するだけで設定できます。

Gmailを使う場合の注意点

Gmailのアカウントを使う場合、最近はパスワードをそのまま入力するのではなく「アプリパスワード」という専用のパスワードを発行して使う必要があります。少し手間ですが、セキュリティ上とても大切な手順なので省略しないようにしましょう。

ドメインのDNS設定も確認を

SMTPプラグインだけでなく、ドメインのDNS設定にSPFレコードを追加することも重要です。レンタルサーバーによっては自動で設定されている場合もありますが、設定されていない場合はサーバーの管理画面から追加できます。

DKIMについても、レンタルサーバーのコントロールパネルから設定できることが多いです。エックスサーバーやさくらインターネットなどの主要サーバーは対応しているので、確認してみてください。

えりさん

「DNS設定」とか「SPFレコード」って聞くと難しそうに感じますよね^^でも実際にやってみると、コピー&ペーストで追加するだけのことが多いんですよ。

設定後は必ずテスト送信を

SMTPの設定をしたら、必ずテスト送信で確認しましょう。WP Mail SMTPなどのプラグインにはテスト送信機能が内蔵されているので、設定画面から試せます。

また、Mail-tester.com というサービスを使うと、送ったメールのSPF・DKIM認証の状態をスコアで確認できます。100点満点でスコアが表示されるので、設定がうまくいっているかどうかが一目でわかります。無料で使えるのでぜひ試してみてください。

まとめ:フォームメールが届かない問題の解決ステップ

フォームからのメールが迷惑メール扱いされてしまうときの対処ステップをまとめます。まず現状を確認する(テスト送信して自分宛てに届くかチェック、Mail-tester.comでスコア確認)、次にSMTPプラグインを導入してメール送信方法を変える、そしてDNS設定にSPFレコード・DKIMを追加する、最後に再度テスト送信してスコアが改善されたか確認する、という流れで進めましょう。

「自分では難しそう…」という方は、ぜひえりさんにご相談ください。設定のサポートも承っています^^お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ!

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この記事を書いた人

吉沢 えりのアバター 吉沢 えり 株式会社RINg CREATE 代表取締役

愛知県西尾市を拠点に、Webにちょっと苦手意識がある小規模事業者さんに向けて、「寄り添いながら、価値を伝える」ホームページづくりと運用サポートを行っています。制作して終わりではなく、「どう届けるか?」「どう育てていくか?」まで一緒に考える“伴走型”のサポートが特徴。
自分自身もゼロからWebの仕事をスタートした経験があり、「わからない」気持ちに寄り添えるのが強み。現在は産業カウンセラーの資格取得にも取り組み、より心に届くサポートを目指しています。
リンクリエイトでは、Webサイト制作・運用サポート/チラシ・パンフレット制作/WordPress講座 などを通じて、「事業の価値を正しく届ける」お手伝いをしています。

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