
高校生向けの採用パンフレットには何を載せるべき?大人向けと同じでは響かない理由


「高校生向けの採用パンフレットを作りたいんですが、今ある会社案内をそのまま渡しちゃダメですか?」
先日、製造業のお客様からこんなご相談をいただきました。実はこれ、高卒採用に取り組む会社さんからとてもよく聞かれる質問なんです。
結論からお伝えすると、大人向けの会社案内をそのまま高校生に渡しても、残念ながらほとんど響きません。読者がまったく違うからです。
7月に入って高卒求人票の公開が始まり、これから夏休みにかけては職場見学のシーズンですね。今日は「高校生向けの採用パンフレットには何を載せるべきか」を、大人向けとの違いに注目しながら具体的にお伝えします!
高卒採用のパンフレットは「読者が3人いる」
まず一番大事な前提からお話ししますね。高校生向けの採用パンフレットには、読者が3人います。高校生本人、保護者、そして進路指導の先生です。
高卒採用は大学生の就活と違って、生徒が自由に何社も応募できる仕組みではありません。多くの地域では学校斡旋による就職活動は一人一社制がとられていて、先生や保護者と相談しながら応募先を決めます。つまり、本人が「いいな」と思っても、先生と保護者が安心できなければ応募までたどり着かないんです。
吉沢えりパンフレットは高校生の手に渡ったあと、家庭で保護者が読み、学校で先生が読みます。実は「大人の審査」を2回通過する資料なんですよ(^^)
だからこそ、「若者向けにポップにすればいい」という単純な話ではなくて、高校生にはわかりやすく、大人には信頼できるように作る必要があるんですね。
大人向けの会社案内が高校生に響かない理由
普段お客様にお渡ししている会社案内は、「取引先の担当者」や「業界を知っている大人」が読む前提で作られています。沿革、事業内容、取引実績、代表挨拶…。どれも大事な情報ですが、業界のことを何も知らない高校生にとってはこう見えています。

私も採用パンフレットのご相談を受けるとき、まず既存の会社案内を見せていただくのですが、「この内容、高校生が読んだらどう感じると思いますか?」とお聞きすると、ほとんどの方が「…たしかに難しいかも」とおっしゃいます(笑)
考えてみれば当然で、高校生は業界のことも、会社の規模感も、仕事の種類もまだ知りません。知識ゼロの状態で読んでも「ここで働く自分」がイメージできること。これが高校生向けパンフレットのゴールです。
高校生向けパンフレットに絶対外せない要素
では具体的に、何を載せればいいのでしょうか。制作の現場でも効果を実感している要素を順番にご紹介しますね。
年の近い先輩社員の「1日の流れ」
一番効果があるのがこれです。入社1〜3年目の、高卒で入った先輩社員に登場してもらい、出社から退社までの1日をタイムライン形式で見せます。

ポイントは、仕事の内容だけでなく「何時に出社するのか」「お昼休憩はどんな風に過ごしているのか」「仕事終わりの過ごし方」まで載せること。高校生が気になるのは「働くってどんな感じ?」「働き始めたらどんな生活になる?」という自分の生活の変化なんです。社会人経験がない彼らにとって、等身大の先輩の1日は何よりのリアルな情報になります。
「数字でわかる」会社紹介

文章で「アットホームな会社です」と書くより、数字で見せたほうが伝わります。社員の平均年齢、年間休日数、残業時間の目安、男女比、出身高校の例など、グラフやアイコンで見せる「数字の見開き」は高校生にも保護者にも先生にも効きます。
特に保護者と先生は「休みはちゃんとあるのか」「長く働ける環境か」を必ず見ています。ここを曖昧にせず数字で出せる会社は、それだけで信頼度が上がりますよ。
仕事内容は「文章より写真」で見せる
事業内容を文章で説明するのではなく、実際に働いている写真を大きく使いましょう。工場なら現場の様子、事務なら執務スペース、休憩室や更衣室などの設備写真も意外と見られています。
吉沢えり撮影のときは、できるだけ若手社員さんの自然な表情を撮るのがおすすめです。かしこまった集合写真より、笑顔で作業している一枚のほうが何倍も魅力的に伝わります!
保護者と先生が安心できる情報

最後の仕上げが「大人向けの安心材料」です。研修制度や資格取得支援、先輩がついて教えてくれる体制、会社の歴史や地域との関わりなど。「この会社なら大切な生徒・我が子を任せられる」と思ってもらうための要素ですね。
ここは少し硬い内容でも大丈夫。むしろ全ページをポップにしすぎると、大人が読んだときに「軽い会社」という印象になってしまうので、バランスが大切です。
採用フェアは「パンフレットを渡せる貴重なチャンス」
ここでひとつ、意外と知られていない事実があります。高校生向けの採用パンフレットは、実は学校では配ってもらえません。求人票は学校を通じて生徒に公開されますが、パンフレットを学校経由で全員に配る、ということはできないんです。
だからこそ、渡せる機会は採用フェアや合同企業説明会、職場見学といった「高校生と直接会える場面」に限られます。逆に言えば、そこがほぼ唯一のチャンス。その一度の手渡しで、家に持ち帰って保護者と一緒に読んでもらえるかどうかが決まります。
たとえば、フェア当日にブースで話すこととパンフレットの内容をリンクさせておくと、家に帰ってからも「あのブースで聞いた話だ」と思い出してもらえます。また、QRコードで採用サイトや動画につなげておけば、その場では聞けなかったことをあとからじっくり調べてもらえますね。
吉沢えり採用フェアや職場見学から応募までの間には、必ず「家族会議」があります。その場に自社の営業マンとして同席してくれるのがパンフレットなんです(^^)
まとめ:高校生向けパンフレットは「別物」として作るのが正解
高校生向けの採用パンフレットは、大人向けの会社案内の流用ではなく、読者に合わせた「別物」として作るのが正解です。
- 年の近い先輩の1日
- 数字で見せる会社紹介
- 写真中心の仕事紹介
- 保護者と先生への安心材料
この視点があるだけで、反応は大きく変わります!
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